コラム
フクが生きた記録(5)

5章 手術の日 いよいよ手術のときがやってきた。 「頑張ってね、明日、迎えに来るからね」 私が手術室に連れて行かれるとママさんは帰って行った。その後のことは麻酔で余り覚えていない。記憶が戻ったのは翌日だった。まだ、少しぼ […]

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コラム
フクが生きた記録(4)

4章 家族になった 正式にママさんの家族になるとママさんは保護施設での名前ではない新しい名前を付けてくれた。幸せがたくさん来るように幸福のフクと。とても気に入った。ママさんに有り難うと顔をなめて感謝を表した。 「今日から […]

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コラム
フクが生きた記録(3)

3章 トライアル初日 いよいよ。トライアル当日の日が来た。スタッフの運転する車で出発だ。 友子さんの膝に抱かれて一時間くらいのドライブとなった。トライアルって何なのかも分からないので不安でたまらない。 「ともちゃん、幸せ […]

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コラム
フクが生きた記録(2)

1章 初めての施設 保護された私は脱水病と帝王切開の傷口が悪化して生きるか死ぬかの状態だったそうだ。 そんな私は、獣医師のみなさんとスタッフの方たちの懸命な治療で無事生き延びることができたのだとか。子犬も十分な栄養を与え […]

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コラム
フクが生きた記録(1)

スキルボランティアとしてエッセイを送ってくださった松田好子さんの原稿を5回に分けて掲載します。ご一読ください。 フクの記憶、前書き 私はフクと言います。三年間ブリーダーに苦しめられながらも生き延びたボストンテリアです。ブ […]

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