2024年、虹の橋をわたった子たち

2024年も終わりです。今年も温かいご支援をいただき、ありがとうございました。

昨年の大みそかから今年にかけて、23頭の子が虹の橋を渡りました。

この「虹の橋」ページは、この子たちが生きた証をたとえ一枚の写真であったとしても残してあげたいと思いながら作っています。現に、ほんの数枚の写真しか残せなかった儚い命もありました。みんな頑張って生き抜いてくれました。

選んだ写真は、人と触れ合っているものとあえて死期に直面しているものを選んでいます。

シェルターに来る前、人に抱っこされた経験がない子もいます。その子たちが人の手に包まれている時間に尊さと切なさを感じます。 

また死期を迎え、虹の橋を渡る子たちがどんな表情、状態であるのか? かわいさだけが取り上げられがちですが、命のともしびが消えていく様と尊厳をあえて直視いただきたいと思いました。

飼い主のもとを離れ、シェルターに来てわずか数日で亡くなる子がいます。結果論かもしれませんが、数日であるならば飼い主さんのもとで看取ってあげられなかったのか?という思いと、いや、離れた寂しさが死期を早めたのではないか?という思いが交錯します。 

長い時間、個人宅で飼われていた子にとって、他の子たちと一緒に暮らすシェルターでの生活はストレス以外の何ものでもありません。高齢や障がいを持っていればなおさらです。

多頭飼育崩壊など劣悪な環境からのレスキューほか、飼い主さんがなんらかの事情で飼えなくなりやって来る子たち。飼い主の死去や病気、さらには離婚、経済的な事情など理由は様々です。虐待通報などもありました。このようなケースがあとを絶ちません。 

いずれにせよ、原因を作っているのは私たち「人間」であることにかわりありません。

人間不信になってもおかしくない状況で、私たちに愛と勇気を与えてくれたこの子たちに感謝します。
どうか天国で安らかに過ごしてくださいね。また会いましょう。ありがとう。


2023年12月31日 ミア
ちっちゃなミア。抱っこしているとき、他の子が抱っこしてとせがんでくるとかわいい顔してうなっていたね。

1月5日 アブー
真夏に一人暮らしの飼い主さんが脳出血で倒れ入院。蒸し風呂のような室内でご飯ももらえずレスキューされたアブー。先に虹の橋を渡ったオリーブと会えたかな。

1月18日 ルカ
口が裂けて、頬に穴があいて生まれたルカ。大好きだったメル姉ちゃんとお空で楽しく遊んでね。

1月20日 タラ
心臓などに疾患を抱えつつ、飼い主の虐待から逃げてきたタラ。人間不信にならず、最期は甘えてくれてうれしかったよ。

2月20日 ひさ
2022年9月にきんちゃんと一緒にやってきた甘えん坊のひさ。虹の橋も同じ年に渡っちゃったね。

4月1日 ロイ
1歳を迎えてすぐにお空に旅立ってしまったロイ。ずっと体調が悪かったけれど今はお空で穏やかに過ごしているよね。

6月5日 モッチ
2023年8月上旬にやってきた2歳のチワワの女の子モッチ。心雑音がありました。いつも控えめで優しくかわいい子でした。

6月14日 コマ
ずっと体調が悪かったコマ。亡くなる1週間前は毎日点滴を打ち…最期は苦しむことなく腕の中で天に召されました。

6月27日 ガル
2023年4月にやってきた7歳のガル。来てすぐに譲渡会に参加予定だったのですが譲渡会は雨で流れ…体調を崩し…残念です。

6月30日 ペタ
女優の浅田美代子さんに引取られたネムと一緒に2022年3月、多頭飼育崩壊現場からやってきたペタ。ネムさん、ペタを想ってあげてね。

7月1日 テオ
4か月のチワワの男の子テオ。カイ、モッチと一緒にやってきました。心雑音に加え、チェリーアイ。ちっちゃな天使でした。

7月6日 ケリー
大好きなお父さんが亡くなり、2023年6月ケンの家にやってきました。テレビ取材では主役! シェルター内にはケリーロードもあったもんね。

7月22日 マウ
水頭症の疑いがあったマウ。来てから5日目、病院の診察台のうえで虹の橋を渡りました。アジソン病でした。

7月28日 マーク
マークはコロナに罹り、低血糖と貧血を起こしていました。毛が増えて体調がよくなりかけていた矢先でした。

8月13日 あっくん
来たときから認知症だったあっくん。お散歩が大好きだったね。大好きだった飼い主のおばあちゃんに会えるね。

8月17日 モミ
里親様募集の予定が体調悪化とともに機会がなくなり…それでも1年半、楽しかったね。

9月3日 テム
諸事情により飼い主さんから持ち込まれたテム。最初から元気がなく、5日目に虹の橋を渡りました。寂しかったんだよね。

9月6日 たく(たっくん)
兄弟のひなたと仲良しだったたっくんことたく。最期まで頑張りました。

9月14日 きん
全盲で糖尿病だったきんちゃん。お散歩の練習をして頑張って歩いたね。2年間ありがとう。

9月26日 ひな
古株で甘えん坊だったひな。尻尾に神経がないため、いつも尻尾にうんちをつけていたね。手からしかご飯を食べない「ひな食べ」も忘れないよ。

11月24日 チコ
生まれながらにして眼球がなかったチコ。わずか4か月の生涯を生き抜きました。笑顔がかわいい子でした。

11月26日 こたろう
10月初旬、東京都愛護センターからやってきた認知症と思われる15歳の柴犬の子でした。最期までお散歩も頑張ったね。

11月26日 ミーナ
10月初旬、沖縄の繁殖崩壊からやってきたミーナ。寒くなる時期に飛行機ではるばるやってきて頑張ってくれました。

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